卒業生からのメッセージ

現在どのような病棟で働いていますか?

私は現在ICU(集中治療室)で働いています。ICUは、重篤な急性機能不全やそうなる可能性の高い術後の患者様が多いのが特徴です。そのため、看護する側も疾患・治療に対する十分な知識や技術、また急変にも動じず冷静に対応できる能力が求められます。患者様の状態がよくなると他の病棟に移動となるので、関われる時間は短いですが、その短い時間の中で、患者様にできることを考え、行っていくことに看護の楽しさを感じる病棟です。

看護師になってよかったと思う瞬間はありましたか?

患者様のことを一番良く知っているのは、患者様の一番近くにいる看護師です。私が勤務しているICUでは突然のことに混乱・不安を持っている患者様もいますが、先輩方はしっかりと寄り添い、患者様を支えています。私もまだそういったことはできませんが、いつの日か先輩のように患者様を支えることができると思うとこの道に進んで良かったと思います。

看護師になろうと思ったきっかけは?

幼い頃から人を助ける仕事に就きたいと考えていました。その中で高校生の時に看護体験に参加して、人とより密接に関わることができる看護師という職業に興味を持ったのがきっかけです。

なぜこの学校を選びましたか?

三重中央看護学校は、昔から実習に力を入れていることで有名な学校です。そのため、看護師に必要な知識や技術、心をしっかり鍛えることができます。また、学生が主体となって行う自治会活動も盛んに行われています。看護に必要なことだけでなく、自分の人間性も成長させることができるというところに魅力を感じました。

学生時代どのような学校生活を送っていましたか?

「On」と「Off」の区別をしっかりとした生活を送っていました。高校までとは全く異なる専門的な講義や技術演習、臨地実習などやるべきことがたくさんありました。しかし、ずっと「On」の状態でいると体がもたないので、たまに友達と体育館でスポーツをしたり、遊んだりして「Off」の時間もしっかりつくるようにしました。

特に心に残っている講義・実習はありましたか?

講義なら「教養と感性(マナープロトコール)」、実習なら「終末期実習」が一番心に残っています。
マナーの講義を初めて受けたときは、看護に必要なのかなと思いましたが、講義を聞くうちに看護師にとって知識・技術と同じくらい言葉遣いや挨拶といったマナーも重要だと感じました。
実習はどれも印象的でしたが、その中で終末期実習は私が体験したことのない死への不安・恐怖と闘っている患者様との関わりに看護の難しさを感じました。自分に何ができるのか必死に考え、指導者さんや先生に相談しながら看護を行い、実習最終日に患者様から言って頂いた「ありがとう。本当に楽しかった」という言葉は今でもしっかりと心に残っています。

当校を目指す後輩へ、メッセージをお願いします。

看護師を志している皆さん、三重中央看護学校は看護師に必要な知識・技術・心をしっかり鍛えることができます。先生方は時に厳しく、時に優しく私たちの成長の手助けをしてくれます。先輩方も優しく、学年を超えての交流があります。特に男子は結束力が強いです。もちろん看護師になるのは簡単なことではありませんが、三重中央看護学校は皆さんの夢が叶うようにしっかりサポートしてくれます。
可能性=無限大です。
ぜひ三重中央看護学校で看護の道を歩みましょう。

現在どのような病棟で働いていますか?

主に心臓に疾患のある患者様が入院している循環器内科・外科の病棟で働いています。ほとんどの患者様が心不全で入院されています。先天性の病気によって心不全になられる方もいれば、糖尿病や高血圧などの生活習慣病が原因となって心不全になられる方もいます。心不全は状態がよくなったり悪くなったりするため、退院後の薬や食事のコントロールがその人にあった方法で行えるよう病棟では日々話し合いを行い、栄養士や理学療法士などと協力し、患者様に関わっています。

看護師になってよかったと思う瞬間はありましたか?

患者様の何か力になりたいと思って学んだことが、患者様の笑顔につながった時は、本当にやりがいを感じ、看護師になってよかったと思います。学生時代も今も自分の無力さに落ち込むことがありますが、患者様の笑顔を見ると、お役に立てることが嬉しく、もっと勉強したいと思います。

看護師になろうと思ったきっかけは?

小さい頃から人と直接関わるような学校の先生や医療関係の仕事に興味がありました。進路に迷っていた高校3年生の時、中学からソフトボールを続けていたため、元気と体力があること、何かしてあげたいと思う自分のおせっかいな性格が、人の役に立つために活かせるのではと思い、看護師になろうと決めました。

なぜこの学校を選びましたか?

この学校には、実習先の病院が県内にたくさんありこと、学校から近く、設備も整っていることを知って決めました。

学生時代どのような学校生活を送っていましたか?

学生時代は忙しかったです。平日は学校のこと、土日は自分のしたいことを夏休みも予定をパンパンにつめていました。学校祭の委員をやっていたのですが、学校祭前に後輩と学校にギリギリまで残って準備をして大変でしたが、とてもいい思い出です。部活は茶道部に入って、浴衣の着付けも学びとても充実していました。

特に心に残っている講義・実習はありましたか?

「教養と感性」の講義は、マナーや接遇、音楽療法やアロマテラピーなど今までしたことがないことを学ぶことができ、とても楽しかったです。
 実習では、「老年看護学生活援助実習」が心に残っています。骨折で長期入院されていた患者様のリハビリの意欲をどのように向上させて、活動量を増やすか悩みましたが、その方はもともとおしゃれが大好きで身だしなみを大切にされていたことを知り、そのことを大切にした関わりを行ったことで、活動量を増やすことができました。このような看護もあるのか!と自分の中でとても驚きのあった実習でした。

当校を目指す後輩へ、メッセージをお願いします。

このホームページを見ているみなさんは、もともと看護師を夢見ている人、または看護の道を目指すことを迷っている人かもしれません。私はどちらかというと後者でした。看護師は大きな責任と、学び続けなければならない職業です。大変ですが、みなさん一人ひとりの人生や経験が、様々な人生を送られてきた患者様に寄り添う上で必ず役に立つ時が来ます。
三重中央看護学校では、迷ったり悩んだりしたときに支え合える仲間、先生方がたくさんいます。
ぜひ当校へ!皆さんのことを応援しています。